(研修会報告)
テーマ 『利用者の納得するケアプラン作成について』
日時 平成15年6月13日(金) 9:30〜12:15
場所 アステールプラザ「中ホール」
参加人数 約250人
研修内容
平成15年度総会及び第1回研修会
 
 平成15年6月13日、アステールプラザにおいて、広島市域居宅介護支援事業者協議会総会及び第1回居宅介護支援事業者研修会が開催された。
 総会では落久保会長の挨拶の後、平成14年度事業・決算報告及び平成15年度事業計画(案)予算(案)が提案され承認された。
 広島市からは介護保険制度の実施状況や苦情等について説明があった。
 続いて、立正大学社会福祉学部國光登志子助教授による「利用者の納得するケアプラン作成について」の講演が行われた。
 講演の中で、國光助教授は利用者の評価には人間関係が大きく反影していると思われる。利用者の不利にならない支援を心掛け、常に寄り沿いながら諦めずに見守り続けることが大切であると教えられた。
 3年経過した介護保険制度が見直された時期、ケアマネージャーにとって初心に返り、原点を再確認できた有意義な研修会となった。
(事例発表会アンケートまとめ) 平成15年6月13日
「利用者の納得するケアプラン作成について」 9:30〜12:15/アステールプラザ「中ホール」
問1 本日の研修のテーマはいかがでしたか。(回答数186人)
1 大変よかった 64人(34.5%) 2 よかった 107人(57.5%) 
3 ふつう 15人(8%)   4 あまりよくなかった 0人(0%)
5 よくなかった 0人(0%)    
問2 本日の研修の内容はいかがでしたか。(回答数186人)
1 大変参考になった 69人(37%) 2 参考になった 106人(57%)
3 ふつう 9人(5%)   4 あまり参考にならなかった 2人(1%)
5 全く参考にならなかった 0人(0%)    
本日の研修のテーマ及び内容について
はっきりした口調の講演で、分かりやすくて良かったです。介護保険の見直しのこの時期、原点にかえるテーマで参考になりました。
今ちょうど、私にとって関心のあるテーマで、とても興味深かったです。
教科書的な内容であり、理屈を理解することはできた。今後この理屈をいかにして具体化し、日々の業務に活かしていくかが重要である。実際の現場でどこまで実現できたか評価していくことも大切である。
ケア・プランがいかに大切であり、利用者・サービス事業者・ケアマネジャーとの関連につなげていかなければならないかを勉強しました。
國光先生の経験の内容が大変参考になり、今後の仕事にも役立ち、いいテーマだったと思います。
ケアプラン作成に至るまでが特によく分かりました。
利用者本位というテーマを、最近どうしたらよいか悩んでいた。
プラン作成は共働であるという事を、もう一度考えてみたいと思います。
毎日の役所業務の中で、ケアマネの皆さんの仕事は研修を通していつも勉強させて頂き大変さを感じています。ポジティブ志向の協力作業の一人として、再認識しました。自己作成プランは大変参考になり、今後に生かしていきたいです。
利用者本位の大切さ、諦めず見守り、伴走する大切さを改めて感じ、見直していこうと思います。
具体例を出されて話をされていたので参考になった。(特に担当者会議について)
ケアマネジャーと訪問介護責任者としての立場から参考になりました。利用者の状況の把握ができなければいいケアプランの作成はできないと感じています。情報提供の薄さを反省しております。
國光先生の講義がとても分かりやすく、すごくいい講義でした。
レジュメにそってお話していただいたのでとても分かりやすかった。
すごくいい講義でした。
國光先生の人間性がでて、とてもよい内容で参考になりました。意欲のでるアセスメントはいい事ですね。
ケアプラン作成を建築と捉えて説明して頂き、大変よく判った。
初回訪問からアセスメントし、ケアプランの作成とサービス導入について、ケアマネジャーとしての原則的な一番基本となる心構えを再確認することができました。
要点・問題点がきちんとおさえられており、具体的で今後の活動の指針になった。自己決定について考えさせられました。
ケアマネジャーの仕事をして間もないので、ケアプランについてはとても悩んでいましたが、今後の取り組みについて参考になりました。
現場を多く経験されている先生の話で、納得し、共感するところが多かった。
充実した内容の研修で、とても参考になった講義でした。
何度も学習してきたテーマであるが、4月からの3表の提出と評価がなかなか困難なため、大変勉強となった。要支援・要介護1程度の人たちに自己作成をしてみたらおもしろいと思った。
利用者主体の、ケアプランの重要性の再確認をさせて頂いたと思います。
方向転換の指針が具体的に理解できました。
施設利用者の方を対象とした仕事を中心にしていて、在宅のほうにほとんど関わったことがなく、知らないのですが、興味はありますのでお話を聞けてよかったです。普段の仕事の中でも、利用者主体ということを心がけたいと思います。
自分のつくっているケアプランでいいのか不安があったが、研修を受けて参考になった。
当たり前になっていたプラン作成、しかし知らず知らずのうちにいろいろなネジがゆるんできているなと実感した。本人的には手抜きをしている訳ではないが「慣れ」は怖いと感じている。少なくとも自分に厳しくしているつもりだが。
実践を踏まえた講演で大変参考になりました。自己作成プランについてのお話は、大変興味深い内容でした。
ケアマネジャーの立場、ケアプランの位置づけなど、参考になりました。
介護支援専門員と介護提供責任者の役割について、大変参考になった。
実践を交えた具体的なお話で興味深く聞きました。
それぞれの人生観の異なる人たちに対して、満足感のある今後の生活をと思っていますが、アプローチの仕方により、幅広い考えで声かけをしなければならないと再認識しました。
悩んでいた事だったので、参考にして頑張りたい。
利用者・家族・サービス事業者間の、プラン作成・情報提供の必要性などがいかに大切であるか分かりました。
現状に対するとても厳しいお話だと思いますが、改めて業務を確認できたのでよかったと思います。
ちょうど、日々感じていた事であり、とてもいいお話でした。前向きにとりくみたいと思います。
支援専門員としてやるべき事は理解できていても、実際に行動できない。プランの随時変更できないままになっている自分に対する自己評価をする、良い機会になりました。
言いなりではなく、主体性を活かしてというのは難しい。ポジティブ志向は分かりやすいです。
先生の話が大変流暢で、イメージしながら納得するのが間に合わないくらいでした。もう一度帰って再考してみたいと思います。
利用者に分かりやすい言語など、固まる場面が多かったが、具体的に思考過程を講演していただけてよかったです。
お話の内容もとても分かりやすく理解できました。
その人らしく、自分らしくという事をテーマに、今後のケアマネを実践していく事を考えていましたが、かなり具体的にイメージが湧いてきてとてもよかったです。
もう少し具体的なケース等で話をしてほしかったです。
事例内容があり、具体的説明があればもっと分かりやすく感じた。時間が短かかったので、もっと話を聞きたかったです。ありがとうございました。
事例をとおしてまとめ方を話していただければもっと理解しやすい。ツール(初回訪問時)の例も紹介してほしかった。