(研修会報告)
広島市域居宅介護支援事業者協議会 自主研修会報告
日時 平成15年7月2日(水) 14:00〜15:45
場所 広島アステールプラザ 中ホール
参加人数 広島市域居宅介護専門員 約300名
内容
1. 研修会開催の挨拶
広島市域居宅介護支援事業者協議会 会長 落久保祐之
2. 講演
『ケアマネジャーのあるべき姿"認定ケアマネジャー制度を通じて"』
講師:日本医科大学教授 竹内孝仁氏
当日は講義表題の通り、竹内教授より詳しく説明がありケアマネジャーとしての現状と役割について再認識された。
1)ケアマネジメントの現状
2)ケアマネジメントの正しい理解
3)ケアマネジャーとしての専門性、等。
特に《プロのケアマネジャーへの7つの基本原則》等は、数例の事例を交えて詳しく説明がなされ現状の把握と今後の課題・レベルアップの必要性を改めて認識されたと思う。
3. 質疑応答
4. 研修会アンケートのまとめ
1)本日の研修会のテーマに関して。
2)本日の研修会の内容に関して。
3) 今後参加して見たいと思われる研修のテーマ等に関して。
4)その他意見等。
(研修会アンケートまとめ) 平成15年7月2日
「ケアマネジャーのあるべき姿〜認定ケアマネジャー制度を通じて〜」
日本医科大学教授 竹内孝仁
14:00〜15:45 /アステールプラザ中ホール
問1 本日の研修のテーマはいかがでしたか。(回答数210人)
1 大変よかった 87人(42%) 2 よかった 110人(52%) 
3 ふつう 13人(6%)   4 あまりよくなかった 0人(0%)
5 よくなかった 0人(0%)    
問2 本日の研修の内容はいかがでしたか。(回答数210人)
1 大変参考になった 105人(50%) 2 参考になった 98人(47%)
3 ふつう 7人(3%)   4 あまり参考にならなかった 0人(0%)
5 全く参考にならなかった 0人(0%)    
本日の研修のテーマ及び内容について
タイムリーなテーマでよかった。専門職として自己努力も大切ですが、それ以上に地域の中での意識を高める事も大切なことだと思いました。
今後、認定ケアマネジャーを目指して自分をみがくため、研修会の参加を続けて頑張りたいと思います。
事例を通しての話はわかりやすく、興味深く聞かせていただきました。アセスメントの方法1)根本的な問題2)二次的な問題、の違いが再認識できた。
良くない事例をまさに自分がやっていると思い、自立支援を目標にきりかえていこうと、努力しようと思っています。
興味深い内容でした。事例を通した話がわかりやすく、興味深く聞けました。
今までの自分の考え方が変わりました。自立に向けてのプランを考え、利用者の方に欲をもって生活してもらえるように相談にのっていきたいです。
やる気を起こさせてくれる内容でした。良い刺激になりました。ありがとうございました。
事例を学びながら、自分の受け持ちのケースと照らし合わせて、自立を頭においてプランを立てているのだろうかと考えながら学ばせていただきました。すぐに行動を起こすべき点もたくさん学ばせていただきありがとうございました。
いつも表面的な講義やアドバイスだったが、自身を見つめ直す良い機会でした。(具体的事例とそれに対する視点)。竹内先生の講義はいつも参考になる。自己満足しがちな自身を批判できる。
養成されなければならない意味が良くわかった。
竹内先生の話は、実践を踏まえておりとても興味深い話しで、辛口の内容であったが、今後に問題を投げかけるものであると思う。「ケアマネジャー」とは何ぞや?という部分にスポットを当てた話で実際に働いている中で自分自身が疑問に思っている所の話が聞けた。
自分の考え方、ケアマネジメントの方向性が確認できた。安心した面と再検討しなくてはいけない面があった。
改めてアセスメントの必要性を実感しました。自助努力の必要性を実感しました。
ケアマネジャーとしての姿勢を見直す機会となりました。
ケアマネジャーとしていかに仕事に取り組むべきか、又、専門職として努力していくことの大切さを再認識しました。認定ケアマネジャー制度について、理解するとともに自らも積極的に挑戦してみたいと考えました。
ケアマネジャーの根本的な考え方についてよいテーマであったと、反省しながら聞いておりました。未熟さを痛感させられました。ケアマネジャーは自立支援である。この根本を教えていただいた事を、これからの仕事のプラン作成に役立てていく努力をします。
モチベーションがあがるテーマでした。共感できる内容でした。
竹内先生の著書は参考にしておりました。1度お話を聞いてみたかったので、良い機会をありがとうございました。
耳が痛い話が多かった。指導してくださる人が多くおられたら、とても仕事をする上で、精神面で助かりますし、スムーズに仕事ができ、サービス提供にも良い影響をあたえられると思います。
改めて自分の仕事の内容を確認(というより反省)しました。利用者に申し訳ないと思いました。
初年度にケアマネジャーの資格をもらい、それ以後、仕事をさせてもらっていますが、今ひとつ自分の仕事が理解できずに日々過ごしていましたが、今日の研修を受けて、マネジメントできていなかったのだということがよくわかりました。真のケア、マネジャーになれるよう、今後、勉強していきたいと思います。
現在担当している利用者のケアプラン作成上、疑問を持っていたため、参考に、反省材料になった。現在のケアマネジャーのおかれている立場、今後の課題や、努力目標等が少しわかった気がする。(具体的にはよくわからない点も多い)
自覚し直すチャンスを与えていただいてよかったと思う。実際にケアマネジャーとして働いているわけではないが、もっと勉強が必要だと思う。ケアマネジャーの勉強会の内容についても考えなおす必要があるかも・・・
ケアマネジャーとしての仕事の取り組み方を今1度考えていかなければと思い、テーマをみて参加した。厳しい言葉もあったが自分が高齢者となり、介護保険を利用する時のことを思ったら、認定ケアマネジャー制度は必要だと思うが、研修を受けるだけで認定ケアマネジャーの資格をもらえるのではなく、本当に質の高い認定ケアマネジャーであるべきだと思う。
今必要としているテーマだった。厳しい内容で刺激になる。認定ケアマネジャーに挑戦したい。
ケアマネジャーの本来の姿が理解できた。今まで自分の作ったケアプランをもう一度、今日の先生のお話の視点から見てみたいと思う。
ケアマネジャーのあるべき姿・・・私の中では答えは出ませんでしたが、今後ゆっくり考えていきたいと思います。食後の1番眠い時間でしたが、竹内先生の話に心の中で頷いたり、受け持ちの利用者の顔が浮かんだり、あっという間の時間でした。研修をずっと聞いていたいとの思いと、早く帰って再アセスメントしたい気持ちで複雑でした。ありがとうございました。
サービスだけを組み込んでいる状態だと言う事を深く反省し「自立支援」を念頭に考えていかなければ・・・と思いました。
これで良いのか良いのかと悩みながら仕事をしてきたが、はっきりとした基礎がないままに進んできていたことに納得でき、又気持ちを新たに仕事ができると思います。研修の内容が具体的でよく理解できた。
認定ケアマネジャーについて、なぜ制度を作ろうとされたかはよくわかりました。しかし、現場で、例えば要介護3→2や1になったとしても、利用者家族からは苦情として返ってきます。なんとか、介護度を変えない努力をしいられています。
もっときつい言い方でもOKです。どう考えてもケアマネジャーは教育不足です。
現場において、他の部門よりよく研修に行くと陰口を言われているようですが、責任者の私としてはケアマネジャーのあるべき姿は誰も教えてくれないのです。勉強してケアマネジャーとはどんなことをすべきかを理解することが大切と思って、スタッフには勉強したければ自分で時間を作って参加をと方針を決めています。本日参加して、方針に間違いはなかったと確信しました。できるだけこれからも研修に参加します。
今回は認定ケアマネジャーに関する内容であり、自分自身には現在、受験資格もないので、現実は今の仕事を専門職として高めることができるか、日々の業務の中でどこから取り組むか課題です。
自立支援の大切さはあたりまえであり、しかし・・・
確かに知識を需用できているケアマネジャーといつもできないケアマネジャーとの差は大きいと思います。竹内先生の言っている事はもっともでありわかりきっている。しかし、ケアマネジャーの位置付けと制度の土台が間違ってしまったのではないか、又、行政の責任のがれでしかなかったのでは?
参考になったが、家事ヘルパー、介護ヘルパーという呼び方をすること自体、ケアマネジメント又は介護保険の理解という点で誤解が生じます。現場のケアマネジャーは訪問介護として考え、呼び、ケアプランを作り実施しています。