日本介護支援専門員協会全国大会in東京に参加して
居宅介護支援センター菜の花  高原 望
 2月に、東京ビックサイトで開催された『第一回 日本介護支援専門員協会全国大会』において、広島市域居宅介護支援事業者協議会の落久保先生より、事例発表の機会を与えていただいたことに、まず感謝の気持ちを申し上げたいと思います。本当に、ありがとうございました。

 今回、私は『アルコール依存の独居高齢者がサービス事業所の連携により施設入所を迎えるまで』というテーマで、事例発表をさせていただきました。この事例は、昨年の広島市域居宅介護支援事業者協議会の研修において発表させていただいたものですが、その時は別の研修と重なってしまい、急遽、同じ職場の先輩に代読をしてもらったため、今回の全国大会が私にとって初めての発表の舞台となりました。

 私は、福祉の世界で働き始めて今年で10年、介護支援専門員としての経験は今年でようやく5年目を迎えました。まだまだ、介護支援専門員としては新米であり、利用者の皆さんや家族の方から教わることが多く、毎日が勉強です。ですから、今回の全国大会での発表も、色々なことを学び、吸収して帰るという気持ちで臨ませていただきました。当日は、進行上の理由で、発表の後、聴講して下さった方々とゆっくり意見交換をする時間がなかったのがとても残念でしたが、他の発表者の方の事例発表を聞く中で得ることも多くありました。介護支援専門員である皆さんがそれぞれに、日々の業務に悩みを感じながらも努力を重ねて利用者のために奮闘しておられる様子、創意工夫して困難事例に取り組んでおられることを目の当たりにし、自分自身の仕事を振り返る良い機会となりました。毎日、慌しく仕事をしていると、なかなか自分の仕事を振り返りるということが出来ずにいるのですが、こういう研修に参加させていただく度に、自分自身の仕事を見つめ直すことができ、ありがたく思います。また、鎌田実先生の貴重なお話をはじめ、今回の研修では多くの刺激を受け、介護支援専門員として『また、明日から頑張ろう』という気持ちになり、本当に良い機会を与えていただいたと感謝の気持ちでいっぱいです。今後も、学ぶ姿勢を忘れず、介護支援専門員として少しずつ成長することができればと思います。本当に、ありがとうございました。